4周年に向けて
── 店主・サイダーマンからのごあいさつ
こんにちは。
サイユウキッチンの厨房で鍋を振るっている、サイダーマンこと斉田です。
実はここ成瀬で店を構える前に横浜藤が丘にて『中国酒菜さいゆうき』というお店を経営していました。
なぜ自分でお店を開いていこうと思ったのか・・・?
当時外資ブランドで働いていた自分は方針の違いに葛藤していました。
心も身体も限界を迎えていた矢先、2011年3月、東日本大震災が起きます。
「料理しかできない。でも、料理ができる。」
「自分の料理を食べて笑顔になってもらう!」
そう決意し、震災のわずか数ヶ月後に【中国酒菜さいゆうき】を藤が丘に開業。小さな店は大変な時代の中でも、
地域の人々の温かさに支えられ、
10年にわたって愛される中華料理店へと育っていきました。
ですが、再開発による立ち退きの通達。ようやく見つけた移転先がこの場所でした。
ところが今度は、まさかのコロナパンデミック。様々な困難をのりこえ
2021年、町田・成瀬にて【サイユウキッチン】を再始動する事となりました。。
しかし新天地での再スタートは『コロナ渦』外出自粛などの制限もあり客足もまばらで
不安定な営業を続けてきました。
それでも一歩一歩、一人ひとりのお客様を想って鍋を振り続けて、気づけば4年。
「諦めずに続けられてきてよかった・・・」と心から思える毎日です。
私の料理人人生は、横浜中華街の老舗「聘珍樓」から修行が始まり、広東料理の伝統と厳しさを15年間かけて体に叩き込みました。
その後は、シンガポールの人気中華ブランド【クリスタルジェイド】(翡翠拉麵小籠包)日本第一号店(たまプラーザ)で
料理長として店の立ち上げからスタッフ育成など携わりました。
シンガポール中華の“深み”と“融合”に出会い。東南アジアのスパイス・香りの世界に魅了されます。
その経験が“旨みの中にふっと広がる余韻”旨みの奥に香りが漂う料理”を意識した料理をつくるようになりました
【伝統と革新】修行で培った本格中華の技に、異国のスパイスや香辛料の魅力が重なったことで、
今のサイダーマン流の創作中華が生まれました。
いつも心にあるのは、
**「初心を忘れず」「昔の良さを大切に」「新しいことにも挑戦する」という気持ち。
そしてなにより、“今日ここに来てくださったあなたのことを想いながら作る”**ということ。
これからも、ほっとする料理と、ちょっとだけ特別なひととき
“日常の中の贅沢”を味わえるあなたの第二の我が家のような存在として