私が担担麺にこだわる理由とは?

MY STORY 
中国酒菜さいゆうき
オーナーシェフ 斉田 聡
こんにちは。初めまして!
中国酒菜さいゆうきのオーナーシェフ斉田 聡と申します。
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今日は皆さんにお願いがあってこの手紙を書いています!あなたのお時間を少々頂いてもよろしいでしょうか?私のプロフィールとお店のちょっとした紹介なんですが…。5分ほどで読み終わりますのでお付き合いください…。

 

≪小さなころから食べるのだいすき≫
生まれも育ちも横浜。通称「ハマっ子」です。今年の8月で43歳です。妻も同い年で中学一年の娘と暮らしています。
私は小、中、高校と横浜の下町「南区」で過ごしました。
小学校低学年から始めた週3回スイミングのお迎えが父のときは帰りにラーメンを食べるのが定番で父は餃子などをつまみ、自分は色々なラーメンを食べるのが何よりの楽しみでした(^^)
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そんなきっかけから気づけば母の傍らで台所に立ち料理の手伝いをしていたんです。小学校高学年にもなると母の作った料理にアレンジをしたり自分で餃子のタレを作ってみたりと楽しんでいました。
そうそう!友達の家に行って親が留守の時にこっそりと料理を作ったりもしていました。この時にはもう道が決まっていたのかもしれませんね。

 

≪進路≫
高校に入学、大好きなサッカー部に入りに部活漬けの毎日。しかし3年生にもなると気づけば周りは一斉に受験モード。あ、やばいな~、と思いつつ父に相談しました。「俺も大学に行きたいから予備校に通わせてくれ!」「お前はバカか!大学に行きたいやつは1年生の時から勉強してるんだぞ!舐めるな!」と一蹴されました。そして同時に妙に納得してしまったんですね。 mystory03.png
そんな経緯から自分は勉強が「得意ではない」(決して出来ないではない)ので、「手に職」をつけようと決めて、進路は料理の専門学校へ。基本的に卒業と同時に調理師免許がもらえるのを良いことに学生生活はろくに勉強もせず遊んでばかりいました。(しかも後で調理師免許はあまり持っても意味がない事に気づきますが)

 

≪就職≫
自分にしっくりくるのが「中華料理」だった為学校の専門コースでは中華を専攻。そして運よく中華街の老舗『聘珍樓』に入社。そして青葉区にある店舗へ配属。その頃から漠然と「自分のお店を持ちたい!」という思いがありました。 mystory04.png
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しかし理想と現実はかなりのギャップがあったんです。
仕事は朝早く8時ころに出勤。終わるのは大体24時ころ…。そしてなかなか料理自体も作らせてもらえない。毎日毎日、先輩には怒られ、疲労困憊でくったくたでした。
小学生の頃は特に目立つわけでもない普通の男子でしたが「絶対に自分の中華料理店を持ちたい!」という夢を叶えるために身を粉にして働き、休みのたびに料理を食べに行ったり、率先して賄いを作り先輩に食べてもらったりと諦めない精神で何とか続けていきました。
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≪新天地≫
そんな時転機が訪れ、新しいお店へ転職、店のトップとしての経験を積む生活になりました。
自分の考えた料理、作った料理をお客様が食べてくれて「美味しかった、また来るよ!」と笑顔で言ってくれる喜びは何事にも代えがたいものでした。
しかしその喜びもつかの間、社長からの指示は「化学調味料を使って濃いめのパンチのある料理をつくれ!」という自分の信念を根本から否定された料理を作ることでした。自分はこんな料理を作るためにコックになったんじゃない!と、悶々とした日々を過ごすことになりました。
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≪転機≫
そんな日々を過ごしていましたが、あの忘れられない日が訪れます。
2011.3.11 東日本大震災…。 mystory10.png
人々から笑顔が消え、皆不安な夜を過ごしました。
「自分にできることはないだろうか?」
「でも自分には料理を作ることしかできない…。」
その時「また来るよ」と言ってくれたあのお客さんの笑顔が浮かびました。自分にはこれしかない。自分の作った料理で少しでも人々に笑顔が戻ってくれれば…。

震災の翌週辞表を提出しました。

 

≪起業・転落≫
2011.8.4 横浜藤が丘に「さいゆうき」はオープンしました。
みんなゼロからのスタート。自分が藤が丘に笑顔を作っていくんだ…。
「美味しければお客さんは来てくれる」そう信じて毎日新メニューの開発ばかりしていました。しかし営業を続けるほどに客足は遠のくばかり…。しかも、
「中華なのに夜の定食はないの?」
「藤が丘でこの金額取るの?強気だね。」
「量が少ない。」
「薄味過ぎて、美味しくない。」
「店の中が外から丸見えで嫌だ」
「店員が無愛想」
「メニューが少ない」
「……」など色々言われて…。ため息ばかりの毎日でした…。
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≪再起≫
そんなある日、一人のお客様が帰り際にこんなことを言ってくれました。
「ここの担担麺は辛さがきつくなくってマイルド。しかもクリーミーだから、とても食べやすかったわ!!」
私はその言葉を聞いて我に返りました…。お客様に笑顔になってもらうために店を始めたのにいつしか自分のことしか考えていなかった…。
一念発起しみんなに美味しい担担麺を食べてもらおうと必死に働きました。その甲斐あって最近は常連様も増え、『油ぽくない中華料理とクリーミー担担麺が美味しくて友人におすすめしたくなるお店』と嬉しい声を頂くまでになりました!
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そんな私とさいゆうきの成長とともに歩んできた『クリーミー担担麺』を藤が丘の皆さんに食べてもらって、もっと藤が丘に笑顔を増やしていきたいです!
また藤が丘にお店を構えた理由は妻の生まれ育った町であること、中華料理を作ることしか取り柄のない若造を育ててもらったこの「青葉区」に恩返しをしたいと思っていたからです。
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これからはクリーミー担担麺を通じていろいろな人達が健康に笑顔になれるそんな地域活性化のお役にたてればと思っています。最後までお読み頂いてありがとうございました!!

さいゆうきオーナーシェフ 斉田 聡

2018年2月
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